2019.09.25

ポケモンスカラシップ2018年度奨学生、修了後の活動報告

2018年度の奨学生であるアミール・アフシャールとジェシー・カーン=トンプソンは、ロイヤル・カレッジ・オブ・アートを修了後も精力的に活動を続けています。2人の活動をご紹介します。

アミール・アフシャール / Innovation Design Engineering

大学院を修了後、Shellworks(シェルワークス) を共同創設し、今日の世界で最も大きな環境問題のひとつであるプラスティック汚染に取り組んでいます。共同創設者らと共に、まずはパッケージ産業をターゲットとして、プラスティックに代わる、完全分解が可能な素材を開発しています。害のない天然由来のバイオポリマーを活用し、顧客のニーズに合わせた分解率で、カスタムメイドの配合を行っています。 

Shellworksは、創業初期の投資段階を抜け、今後数か月で最初のパイロット顧客にインパクトのあるソリューションを届ける予定です。

詳細はtheshellworks.com で。または @theshellworksをフォローしてください。

ジェシー・カーン=トンプソン / Information Experience Design

私は今、デジタルメディアと手工芸品を持続可能な方法で組み合わせる、新しい方法の探索をし、「コラボレーティブ・エコシステム」としての制作プロセスを活用する試みを行っています。最初のプロジェクトは、ロサンゼルスを拠点としたアートの印刷出版です。RCA卒業生の仲間と共に、改良したリソグラフ(デジタル孔版)印刷機をカリフォルニアの豊富な太陽光エネルギーで稼働させています。リソグラフを選んだのは、大豆インクとライスペーパーを使うこと、ハンドメイドな感覚があること、そして長年、手頃な価格で皆に使用されてきた歴史があるからです。 

現在、最初のコラボレーションを計画しています。そのひとつは、UCLA(カルフォルニア大学ロサンゼルス校)のConditional Studio(コンディショナル・スタジオ)との展覧会です。また、ここロサンゼルスは50年前にUCLAからスタンフォード大学に最初のメッセージが送信され、インターネットが誕生した場所で、現在に至るまでの、アーティストによるインターネット活用の歴史に関するリサーチプロジェクトなどがあります。

詳細はウェブページ、poolside.press/をご覧ください。